星組オームシャンティオームを観劇
この間の土日に2日連続で見に行ってきました。
星組トッププレお披露目公演、マサラミュージカル オームシャンティオーム。
地味に2日連続観劇ってはじめてなんですよね。
最高ですね。
土曜には黒木瞳さんが見にいらっしゃってたみたいなんですが、三階席だったので全くわからずでした。
さて、今回は原作も見ず、インド映画も全く見たことない状態で臨みました。
なんとなくごちゃごちゃしててみんな踊ってハッピーエンド、というのが私のインド映画のイメージ。
ストーリーはトップスターを目指す脇役俳優の輪廻転生の物語。紅さんの宝塚人生とリンクするところも多く、長く紅さんを見てきた人は号泣もんじゃなかろうか、と。
インド映画ということでとにかく派手。衣装もセットもギンギラギンでカラフル。
途中で「またかよ!」ってぐらいに差し込まれる歌と群舞。ショーも見てるようなお得気分。
この群舞の時は土曜も日曜も毎回毎回、小桜にオペラを持ってかれました。表情がくるくるしてて大変可愛らしい。
劇中に「新ルール」ってワードがバンバン出でくるんですが、何かと思ってぐぐったら新ルールじゃなくて「シンドゥール」でした。
インドの女性のおでこについてる赤いアレです。結婚するとつけるらしいよ。
全体的にとにかく笑えるところが多くて、そこここから笑い声があがってました。
ただ、一幕見終わった時点でなんとなく消化不良感。一緒に見に行った母もそうだったみたいで「面白いけど、なんか微妙だね」と言ってました。
前回が桜華に舞えで、その前がエリザベートだったので、そういうストーリーの面白さみたいなのは感じられなかったのかな、と思います。
あと、インド映画特有のものかもしれないんですが、割りと場面がパッパッと変わるんですよね。紙芝居のように。
普段の大劇場作品とかだと割りと流れるような舞台転換が多いので、そういうのが違和感の原因か、と。
この作品、紅さんにはとっても合ってると思うんですが、笑いで誤魔化せる場面が非常に多くて諸刃の剣な気がしてなりません。
ちょっと面白い声、面白い動きをすればお客さんは笑ってくれるし、事実面白いんですけど、そういう芸人的な面白さはいらないというか…ハッピーエンドのコメディであればキャッチミーとかトップハットみたいなストーリー上での面白さにして欲しいな、というのが正直なところ。
そんなわけなので、こっちゃんの重厚感溢れる悪役とお歌との対比がすごいです。
こっちゃんは劇中だと歌うのは2曲だけなんですが、その歌声に感激しました。ぞわぞわって。
紅さんも声がよく通るし、上手なんですけど、こっちゃんのはビブラートがきいてるっていうのかな…奥底から響いてくるような上手さなんですね。
ああ、こっちゃんはやっぱり天才なんだな、と思いました。
そこに入ってくるあーちゃんの歌声ですが、めっちゃ高いです。今まであんまりそういう風に感じたことないんですが、なんか今回はめっちゃ甲高いなーと思いました。キャッチミーの時は普通に上手だなと思ってたんですが…
甲高すぎて、特にオープニングの歌は浮いてるような感じがしました。
まぁ、それでもあーちゃんはとにかく可愛いです。
大人っぽいのも可愛いのも見れるんで、あーちゃん好きにもお得な公演ですね。
二幕でみきちぐさんとアドリブで笑いをとってるのが印象的。ああいうのはいいですね。
客席降りも長くて楽しいです。
あんるちゃんと夏樹くんが来てくれたんですが、お二人ともお美しい。今回、夏樹くん台詞あった?くらいに出番が少なくて残念でした。
そうそう、しーらんも出番少なかった。そしてあの髪型がちょっと…
結局あれはハッピーエンドなのか?と思いつつ終了。
私、国際フォーラム公演を見るのは初めてだったんですが、最後のご挨拶があるのはいいですね。あれ、どの公演でもあるんでしょうか?
見終わった感が得られていいなーと。
個人的にはストーリーはあんまり面白くなかったけど、新鮮だし、群舞も沢山見られてお得。
梅芸でもやるみたいなので、評判よかったんじゃないでしょうか。
おしまい。