紅色のスカーレットピンパーネル
新生星組のスカーレットピンパーネル、二回見に行きました!
ひとまずこれで終了、の予定…です
過去の星組、月組公演は映像で見ているのですが、それらと比べると新生星組らしい、紅色に染まった楽しいスカピンでした!
というわけで感想です
※以下の写真は公式より拝借
◆スカーレット・ピンパーネル/パーシー:紅ゆずる
唇ピンク!!!
というのが第一印象。
子どもの頃使ってたピンキッシュ(わかる?)のようなどピンク。
ポスター画像は割りと落ち着いた色味だったからびっくり。
そんな紅パーシーは今までと一味違う。
過去のパーシーたちは、スカーレットピンパーネルらしい知的さと育ちの良さが強く出てたんですが、紅パーシーは良くも悪くもお洒落にしか興味のないバカな貴族感が強い。
このピンクの口紅もそれに拍車をかけてる気がします。
貶してるわけじゃありませんよ。
お芝居は、本来ならシリアスな場面も紅マジックで笑いが起きたりするので、好き嫌い別れるかもしれません。
が、そこも含めて「ああ、紅色に染まったスカピンだな」と思いました。
あとは、お歌が上手くなったような気がします。
聞かせるような歌が多かったから、余計そう感じたのかもしれませんが。
前回のオームシャンティオームはまこっちゃんが上手すぎて突出してたしね。
なので、お歌も見所です。
図書館~洗濯女の反乱まで…特にデイドリーム号での合唱には鳥肌立ちました。
◆マルグリッド:綺咲愛里
あーちゃん!
個人的に、過去のマルグリッドの中で一番好みのビジュアルでした。
結婚式後の「本当にこの日を楽しみにしていたの!」のくだりがめちゃくちゃ可愛かったです。
一人でも生きていけるわ!っていう強い女性の役ですが、あーちゃんマルグリッドは少しもろそうなところが個人的に好きでした。
ただ、お歌が残念…
1回目の観劇時は「え、どうしたん」てくらい残念でした。パンチが足りないというか、マルグリッドの気の強い感じを出しつつ歌うのきついんだろうな、という感じがありありとしました。
キャッチミー見たときは上手いなって思ったんですけどね。
◆ショーブラン:礼真琴
歌は流石の迫力だし、ちえさんを彷彿とさせるような力強いショーブランでした。
今までは感じたことなかったんですけど、こっちゃんのショーブランはめちゃくちゃ感情移入させられる。
元カノに未練タラタラで、パーシーに嫉妬メラメラ…
なんて言葉にしたら簡単ですけど。
「俺はまた会いたい」とか頑張ってアピッてんのに、最初から好きじゃなかったとか言われるし、なんて可哀想なショーブラン…!
輝いていた頃の自分を取り戻すために、マルグリッドも必要だったのかな、とかね
色々考えさせられるショーブランでした。
◆ロベスピエール:七海ひろき
私わかったの、2回見ようが3回見ようが、かいちゃん出てきたらかいちゃん見ちゃうから、結局かいちゃん出てる場面の他の人たちは見れないんだってことに。
パーシーがあんな感じだからそう思うのか、私がロベスピエール閣下ばかり見てるからそう思うのかわかんないけど、がっつり重いお芝居が印象的でした。
ロベスピエールの歌が入ったことで、悩み揺れながらも革命にしがみつく心情がより強く伝わってきました。
例えば、マルグリッドがひとかけらの勇気を歌うところ。
そうだ、自分のしたいことはそういうことだったはずだ、なのに理想が手からこぼれていく…的な苦悩!それでも自分はロベスピエール。革命を否定するようなマルグリッドを止めないわけにはいかない…みたいな心情の移り変わりが見えて、「ロ、ロベスピエールゥゥゥゥ!!」って感じでした。
追加されたロベスピエールの歌も素晴らしかった。
こっちゃんと二人、後がない革命派の迫力は鬼気迫るものがありました。
あれもカスタマイズCDに追加してほしい。
◆ルイシャルル:星蘭ひとみ
大抜擢、と噂のルイシャルル。
100周年の運動会から注目してたので嬉しいです!
靴屋の子にされてもなお麗しい美形が王太子にぴったり。
紅さんと並んだ時の子役感もあって、ビジュアル抜群。
歌も高すぎず少年ぽさがあって、とても上手でした。
月組公演のルイシャルルはあのちゃぴ。
ひとみちゃんもこのままチャンスを手にして上っていって欲しいなと思います。
この新生星組の舞台映像とか、ぽっぷあっぷとか見れてないことを考えると損失が大きすぎて…
そろそろ本気でスカステの再検討をしないといけないです。